豊かな自然とかわいい動物が暮らす南の国オーストラリアは、観光地として有名ですよね。そんなオーストラリアに興味がある方、「時間はないけど留学してみたい!」と思っている方にぜひお勧めしたいのが、語学留学の短期留学(プチ留学)です。クリエイタスでは短期留学の事を「プチ留学」と表現しています。
忙しくて時間がない方でもプチ留学なら本場の英語圏でネイティブ英語に触れながら、英語の勉強とオーストラリア文化・生活習慣を学ぶことが可能です。今後益々の国際化する社会に動じないためにも、また将来のキャリアに繋げるためにも、学生のうちに留学経験を積んでおくことをお勧めしています。特に社会人になってからは今より一層時間を作ることが難しくなって、憧れていた留学からどんどん遠ざかってしまうものです。
今回は、夏休みや冬休みの休暇を使って体験できるプチ留学について、その特徴とオーストラリアにプチ留学するメリットを紹介していきます。
目次
プチ留学とは
・1週間から留学できる
オーストラリアの語学学校には最短1週間から通える短期の留学コースがあります。最近では学生はもちろん社会人の方も、夏休みやゴールデンウィークなどの休暇を利用して、数週間のプチ留学に行く方が増えています。
「休学してまで留学するのはチョット。。。」という方は、ぜひ夏休みや冬休み、ゴールデンウィークの長期休暇を利用してプチ留学を検討されると良いでしょう。この辺りも休暇を取り易い学生のうちに留学するメリットと言えますね。
・観光ビザだけでできる留学
オーストラリアへ留学する期間が3か月未満の場合は、なんと「観光ビザ」だけで留学する事が可能です。そしてこの観光ビザはオーストラリア政府のホームページからA$20でオンライン申請が可能なので手続きがとっても簡単です。
留学期間が3か月を超える場合には「学生ビザ」を申請する必要があります。学生ビザの申請料はA$575(2029年6月現在)と費用も大きく変わってきます。申請料だけみてもこれほど安く抑えられるのが短期留学のメリットのひとつでもあります。
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オーストラリアプチ留学のメリット
・留学費用が安い
オーストラリアが留学先として人気の理由のひとつに、留学費用が安く抑えられる事が挙げられます。現在は通常よりも豪ドル安が続いているので一層お得感が強まっています。1年間の長期留学では生活費も含めると約300万円ほどかかる費用も、1か月程度なら約40万円、1週間程度なら約20万円で留学が可能です。
※1週間のプチ留学に必要な費用をまとめてみました
項目 | 費用 |
学費 | 約5万円 |
宿泊費 | 約5万円 |
往復航空券 | 約10万円 |
パスポート申請料 | 11,000円(5年間有効分) |
観光ビザ申請料 | 約2,000円 |
海外旅行保険 | 約3,000円 |
食費 | ホームステイなら食費込み |
その他(雑費やお土産等) | ご予算に応じて |
航空券は日本でもお馴染みのLCC、ジェットスター航空を利用すればお得になります。カンタス航空の子会社であるジェットスターはオーストラリアの主要都市を飛んでいるので、日本からの利用も大変便利です。
・温暖で治安の良い生活環境
オーストラリアは南半球なので日本とは季節が真逆になりますが、温暖な気候はどの都市を選んでも楽しむ事が出来ます。都市によっては年間300日が晴れるところもある位、太陽に恵まれている国です。そして陽気で朗らかなオーストラリア人は人生を楽しむ事に重きを置いているので、その風潮は人々の暮らしや治安にも影響していると言って過言ではありません。もちろん海外生活ですので日本にいる時以上に防犯意識は必要ですが、他の英語圏に比べて圧倒的に安全で暮らしやすい生活環境が整っています。1年を通じて暖かい都市を選べば、夏服のみで生活できるので荷物も少なく抑えられますよ。
・雄大な自然とオーストラリア固有の動物たち
日本では体験する事のできない圧倒的な大自然を有するオーストラリア。一枚岩のウルル(エアーズロック)をはじめ、世界最大のサンゴ礁地帯グレートバリアリーフや世界最古の熱帯雨林など、オーストラリアでなければ体験できない貴重な自然環境を楽しむ事ができます。
みんな大好き、コアラやカンガルーもオーストラリアに来たらぜひ触れ合いたい動物たちですよね!どの都市にも動物園にはコアラ、カンガルーがいるので気軽に楽しむ事ができます。
※しかし、ここでひとつ注意!
「せっかくオーストラリアに来たのだからコアラを抱っこして記念写真を撮りたい」と思っている方、実はどこでもコアラ抱っこができる訳ではありません。オーストラリアは6つの州と特別地域に区分されており、州毎に様々な条例が定められています。その為、コアラの抱っこを禁止する条例が制定されている5つの州では、動物園に行ってもコアラの抱っこが体験できません。オーストラリアとはいえ動物園に行けば必ずコアラの抱っこができるワケではないのです!もしコアラ抱っこが目的の方は抱っこができる都市から留学先を選ぶようにしてください。
コアラ抱っこができる州 |
Queensland(クイーンズランド州):ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ |
South Australia(南オーストラリア州):アデレード |
Western Australia(西オーストラリア州):パース |
コアラ抱っこができない州 |
New South Wales(ニューサウスウェールズ州):シドニー |
Victoria(ビクトリア州):メルボルン |
Northern Territory(北部準州):ダーウィン、エアーズロック |
Australian Capital Territory(首都特別地域):キャンベラ |
Tasmania(タスマニア州):ホバート |
プチ留学の種類
・語学留学
語学留学は、オーストラリアの語学学校で英語を学ぶ留学です。オーストラリア留学の中でも特に人気の高いのが、この語学留学です。多国籍な国オーストラリアですが、約80%の人が英語を使って生活しているため、常に英語が飛び交う環境で学習できます。
語学学校のコースには、一般英語コース、英語試験対策コース、大学進学に向けた進学英語コースなど様々なコースが設けられています。ワーキングホリデーや旅行者の為の短期の英語学習から将来進学を目指す長期留学希望の方まで、幅広く英語を学ぶことができるのが語学学校の特徴です。留学中は、スピーキング、ヒアリング、リーディング、ライティング、発音矯正、グループワークの授業があり、自分が苦手な部分を集中的に勉強することもできます。
・ダイビング・サーフィン留学
自然豊かなオーストラリアでは、ダイビングやサーフィンの講習を受けられる留学コースがあります。オーストラリアのきれいな海で、サンゴ礁や熱帯魚を楽しみながら、マリンスポーツのスキルアップを目指しましょう。
ダイビング留学では、世界共通のダイビング資格である「PADIダイビング国際ライセンス」を取得するコース。サーフィン、ボディボード留学では、「サーフィン&ボディーボード国際免許」を取得するコースに参加することができます。
ダイビング留学のお勧め留学先は何と言ってもグレートバリアリーフで有名な都市ケアンズです。サーフィン留学をするならサーフィンのメッカと言われる都市ゴールドコーストが圧倒的な人気を誇ります。
・ゴルフ留学
数々の有名ゴルファーを輩出しているゴルフ大国オーストラリア。もちろんスポーツとしての人気も高く、一流ゴルファーを育てる機関も数多く存在しています。ゴルフ好きの方にお勧めしたいのが、本場オーストラリアでPGAのプロレッスンが受けられるゴルフ留学。マンツーマンのレッスンによって、経験者は苦手分野の改善を、初心者はゴルフの基礎をしっかりと学ぶことができます。雄大な自然に恵まれたオーストラリアのゴルフ場も留学の楽しみのひとつです。
・バリスタ留学
オーストラリアは世界トップクラスのコーヒー大国だって知っていましたか?ゴールドラッシュ時代からのイタリア系移民によって築き上げられた豊かな食文化のひとつに、「美味しいコーヒー」があります。エスプレッソを愛するイタリア文化が育んだ本場の味がオーストラリアのスタンダードなんです。実はあのアメリカ系大手コーヒーチェーンも撤退したほど、イタリアンコーヒーの文化がオーストラリア中に根付いています。そのため腕利きのコーヒー職人、「バリスタ」が各地に数多く存在し、オーストラリアのコーヒー技術と味のレベルアップ底上げを担ってくれています。オーストラリア人はコーヒーの味には結構うるさいんですよ。
そんな本場とも言えるオーストラリアでバリスタ技術が学べる留学コースが存在します。短期間でも基礎技術からコーヒー知識、美味しい淹れ方に接客技術までを学ぶことができるので、現役のカフェスタッフや自宅で美味しいコーヒーを楽しみたいという趣味の方、将来カフェ経営を目指す方など様々な留学生が後を絶ちません。コーヒー文化の最たる都市は、カフェ超激戦区と言えるメルボルンになりますが、各都市にバリスタコースが学べる学校が存在していますよ。
・ヨガ留学
これからヨガを始めたい方も、ヨガ経験者も、オーストラリアの大自然に抱かれながらのヨガ留学はぜひお勧めです。各地に強烈なパワースポットが存在すると言われているオーストラリアは、スピリチュアルなエネルギーに満たされているようです。健康ブームが加速している背景もあり、ヨガ教室をあちらこちらで見かけるようになりました。
ヨガ留学なら、オーストラリアの雄大な自然とスピリチュアルなエネルギーを感じながら、身も心もリセットするデトックス体験ができます。
・ボランティア留学
オーストラリアではさまざまなボランティアに挑戦することができますが、こちらではその中から3つご紹介します。
チャイルドケア:
オーストラリアは共働きの家庭が多く、チャイルドケアのボランティアが広く募集されています。チャイルドケアは保育園などで先生のお手伝いをしたり、子供と一緒に遊んだりと、将来子供に関わる仕事に就きたいという方にはぴったりのボランティアです。
環境保護や動物保護:
オーストラリアといえば動植物の豊かさも魅力のひとつです。環境保護や動物保護のボランティアをすることで、そんなオーストラリアの実態を知ることができます。環境保護のボランティアでは植林や水やり、動物保護のボランティアではコアラやカンガルーをはじめとしたオーストラリア固有の動物達の飼育を手伝います。環境、動物どちらのボランティアも体力的にハードなので、体力に自信のある方にお勧めです。
クルーズ船のスタッフ:
ボランティアプログラムの中には、クルーズ船の乗務員として働くというものもあります。英語での接客を経験することで英語力のアップにつながるだけでなく、コミュニケーション力の向上にもなりますね!船酔いしやすい方には難しいかもしれませんが、旅行や留学とはまた違った体験ができますよ。
ボランティア留学コースの受講費用は、1週間で15万円~20万円が相場です。英語も学びたい方は、語学学校に通いながらボランティアもできます。
プチ留学にお勧めの都市
・シドニー
人口約550万人を誇るオーストラリア最大の都市です。高層ビルが多く目立ちますが、シティにはたくさんの公園が点在し、車や電車で少しの距離にはビーチもあるので気軽に自然を楽しむこともできます。
シドニーには語学学校が多く、「英語の勉強を中心にしたい」、「サーフィンなどのスポーツを楽しみながら英語も学習したい」など、目的に合った学校を探しやすい都市です。
・メルボルン
シドニーに次ぐオーストラリア第2都市メルボルンは、人口約500万人。ビクトリア様式の歴史ある建築物が多い都市は、面積のおよそ1/4が公園で、緑豊かな街として知られています。
毎年発表されている、英誌エコノミストの調査部門「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、メルボルンは7年連続の1位を獲得しています。自然が豊富、治安が良い、公共の設備が整っている等々、初めて海外に行く方でも安心して留学できる大都会です。
・ブリスベン
ブリスベンは、シドニーとメルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市で人口約250万人。街の中心部には大きな河が流れている自然豊かな街です。亜熱帯性の温暖な気候で1年を通して過ごしやすく、晴天日が多い事から別名サンシャインキャピタルと呼ばれています。時期を気にせず短期留学ができる都市です。
「ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー」という動物園や、「ブリスベンシティー植物園」などたくさんの観光スポットがあり、勉強と観光どちらも両立できる洗練された街です。
・ケアンズ
ケアンズは、オーストラリア大陸の北東に位置する大自然に囲まれた都市です。ケアンズが誇る2大観光名所、グレートバリアリーフと熱帯雨林はどちらも世界自然遺産に登録されています。熱帯モンスーン気候なので、平均気温は常に20度以上あり、1年を通じてマリンスポーツやアウトドアを楽しみたい方にお勧めの都市です。
シドニーやメルボルンとは違って、トロピカルな雰囲気で自然を満喫しながらゆったりと短期留学を楽しめる都市です。
最後に
いかがでしたか。1週間の休暇が取れれば短期のプチ留学が実現できるって凄いですよね!オーストラリアは思っている以上に日本からのアクセスが良く、近いのであとは行動力のみです!観光も兼ねての留学体験と考えたら正に一石二鳥です。留学に憧れている方や、今度オーストラリア旅行を考えている方は一度、プチ留学を検討されてみてはいかがでしょう。
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