オーストラリア留学に必要なものや、あったら便利な持ち物をまとめました。慣れない海外生活で困らないためにも、しっかりと準備をして少しでも快適な留学生活を送ってください。
3か月以上の長期留学の場合は必要な荷物が増えてくると思います。最初は必要最低限の荷物をスーツケースにまとめて出発し、追加で必要なものや重い荷物などは国際宅急便(船便の方が時間はかかりますがコスト削減ができてお勧め)を利用して後から送る工夫をすると渡航の際の荷物を少なくできますよ。
目次
貴重品・重要書類
オーストラリア入国時に提示が必要になる場合もあるので、飛行機の手荷物で持ち込むアイテムです。パスポートなどの重要な書類はコピーを取り、別で控えておくと便利です。
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パスポート
有効期限に注意してください。有効期限は滞在期間プラス1年程度あるものを用意しておくとトラブルにならずお勧めです。
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パスポートのコピー
パスポートを紛失した際、コピーを持っていると再発行が早くなります。学校や役所などでパスポートのコピーが必要になる場合もあります。パスポートナンバーは手帳やスマホなど、いろいろなところに控えておきましょう。
- 航空券
オーストラリアへは、片道の航空券のみでも入国できます。場合によっては入国審査が厳しくなることがありますが、ビザの有効期限までに出国する意思があり、帰りの航空券を購入する資金があることを証明すれば問題ありません。
帰りの日程が決まっている短期留学の場合は、事前に往復の航空券を購入しておいた方が安心です。Eチケットはあらかじめ印刷して控えておくといざという時に便利です。
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ビザ許可証
オーストラリア入国の際に提示する必要がありますので、学生ビザ、ワーキングホリデービザは移民局から届いたビザ発給許可通知書を印刷して控えておきましょう。3カ月以内の短期留学は観光ビザ(ETAS)の申請をしておきましょう。ETASは発給から1年間有効です。
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入学許可証
オーストラリア留学の場合、学校から入学が正式に許可されると入学許可証としてCOE(Confirmation of Enrolment)が送られてきます。入国時に提示を求められることもあるので、あらかじめ印刷して身につけておきましょう。
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海外旅行保険の証書
学生ビザでオーストラリアに留学する場合は、OSHC(Overseas Student Health Cover)という保険への加入が義務付けられています。OSHCは携行品補償や損害賠償は対象外なので、別途、海外旅行保険にも加入しておくと安心です。OSHCに加入されない留学の場合は海外旅行保険に加入しておかないと万が一の怪我や病気の際、現地で高額な医療費を支払わなければなりませんので加入しておくことをお勧めします。
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滞在先の住所、電話番号
滞在先のホテルやホームステイ先などの住所、電話番号、そして現地エージェントの連絡先や担当者の名前などは控えて保管しておきましょう。また家族にもこれらの連絡先を共有しておきましょう。
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国際免許証、日本の運転免許証
国土の広いオーストラリアはどの都市でも車社会なので運転できると行動範囲が広がります。日本で運転免許を持っている人は事前に国際免許証を取得しておくと現地で運転ができるので便利です。国際免許での運転時には日本の免許証も一緒に携帯しなければならないので注意が必要です。長期留学やワーキングホリデーで運転予定の方は、日本の免許証をオーストラリアの免許証に書き換えをすると、身分証明書にもなって大変便利です。
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残高証明書
滞在期間やビザの種類によって求められるか変わってきます。ご自身の留学に必要かを事前に確認し、必要な方は必ず持参しましょう。日本の銀行窓口で申し込めるので、英文表記のものを用意しておきましょう。
現金・クレジットカード
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クレジットカード
オーストラリアではクレジットカードでの支払いが主流です。どこでも使えるVISAかMasterCardを最低1枚は持って行きましょう。JCBは使えない場所が多いので注意が必要です。ポイント還元率や海外旅行保険の付帯しているカードだとお得になります。
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国際キャッシュカード
海外のATMで、日本の口座から外貨換算して直接現金を引き出せるキャッシュカードです。1回ごとに手数料がかかりますが、現地支店、提携金融機関のATMで引き出せて便利です。事前に日本の銀行窓口で手続きしておく必要があります。
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現金(オーストラリアドル)
現金は入国後すぐに必要になることもあるので、入国前にいくらかは日本の空港や銀行で用意しておくと便利です。オーストラリアの空港でも両替はできますが、入国の時間や出迎えの関係で閉まっている可能性もあります。高額な現金を持ち歩くのは危険です。当座のお金だけ両替して持って行きましょう。
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現金(日本円)
日本への帰国時に必要になるので、交通費など必要な分だけ用意しておくと良いかもしれません。
電化製品
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ノートパソコン
課題作成やレポート提出に使うので、持って行くと勉強がはかどります。語学学校にも共用のパソコンはありますが、日本語入力ができないことが多いです。自分のノートパソコンがあれば家やカフェなど、どこでも作業や調べものができます。変圧器なしでそのままオーストラリアで使えるタイプかどうかを事前に確認しておきましょう。
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スマートフォン
現地で生活するにあたって様々な手続きの場面で携帯電話番号が必要になります。日本で使用しているスマートフォンがSIMフリーのものであれば現地のSIMを購入してそのまま使えるので大変便利です。
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電子辞書
機能や語彙数など勉強のしやすさを考えると、コンパクトに持ち運べる電子辞書があると荷物がかさばらず大変便利です。
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デジカメ
絶景ポイントが多いオーストラリアではコンパクトなカメラが役に立ちます。留学の思い出や旅先の思い出はたくさん記録して残したいですよね。アウトドアに強い防水タイプのカメラだと海でも使用できるのでお勧めです。こだわり派は一眼レフを用意しても良いですね。
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変圧器と変換アダプター
オーストラリアの標準電圧は220-240Vです。日本国内用(100V)の電化製品を持って行くなら変圧器が必要です。その場合、プラグの形が日本と異なるハの字の形をした「O」タイプなので、変換アダプターも一緒に用意しましょう。
医薬品
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常備薬
オーストラリアへの医薬品の持ち込みは入国時に申告が必要です。個人使用であることが書かれた英語表記の処方箋、もしくは英文診断書を医師に書いてもらう必要があります。持病のある人はかかりつけ医に相談の上、英文の処方箋を書いてもらいましょう。持ち込み可能な量は、最大3カ月服用分までとなります。
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風邪薬
日本で使っている風邪薬はオーストラリアの風邪症状に効かないことが多いです。風邪薬は症状に合わせて現地で購入する方が良いかもしれません。
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コンタクトレンズのケア製品
コンタクトレンズのケア製品は現地のドラッグストアで購入できますので当座の必要分だけ用意すれば良いでしょう。
- 化粧品
現地調達でも充分ですが、日本製の化粧品はオーストラリアで購入すると高くつきます。日本製の愛用ブランドなどがある方は持って行くと良いでしょう。オーストラリアは日本と比べると湿気が少なく乾燥しているので(ケアンズを除く)、保湿成分の入ったものがお勧めです。
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日焼け止め
紫外線の強いオーストラリアでは、外出時の日焼け止めは必須です。お肌の弱い人は現地で購入する際にはぜひ子供用を使用してください。また日本から使い慣れたものを持参するのも安心ですね。
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マスク
オーストラリアではマスクは一般的ではなく、街中でもほとんど売っていません。よく使う方は日本から持って行くと良いでしょう。
勉強道具
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文房具
現地でも調達できますが、オーストラリアの文房具は日本に比べて質が低く値段は高額です。普段使っているものをそのまま持って行くと良いでしょう。ボールペン、蛍光ペン、シャープペン、付箋、修正テープ、はさみ、ノートなど文具一式をケースに入れておきましょう。荷物を減らす意味ではノートは現地購入でも良いかもしれません。
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日本語の英語参考書
日本語の英語参考書は現地で調達できません。細かい文法の理解の助けになるので持っていくと勉強がはかどります。
生活用品
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歯ブラシ・歯磨き粉
オーストラリアの歯ブラシはヘッドサイズが大きいです。ヘッドが小さく繊細な歯ブラシに慣れている人は日本から持って行きましょう。歯磨き粉は現地調達で良いでしょう。
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シャンプー・石鹸
はじめの数日分のみ持参してあとは現地調達がお勧めです。使い慣れたものがいい人は持参しましょう。
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ボディタオル
身体を洗うボディタオルは日本製の方が高品質なので持参する事をお勧めします。特に泡立ちの良さと丈夫さはオーストラリア製ではかないません。
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耳かき・綿棒
耳かきは現地で入手しにくいので、耳かきを使い慣れている方は持参しましょう。綿棒は現地でも購入できますが、日本製の様に芯が固いタイプはなかなか見かけません。
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洗濯ネット
オーストラリアの洗濯機はパワーが強力で衣類が傷みやすいです。洗濯ネットを持って行くと衣類が長持ちして安心ですよ。
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生理用品
現地でも種類が豊富に揃っていますが、日本製のものの方が品質が高いです。肌が弱くて不安な人は使い慣れたものを少し持って行き、以降は日本から送ってもらうか、現地で自分に合うものを探すと良いでしょう。
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ポケットティッシュ
持ち歩くのに便利です。現地でも購入できますが高くつきます。
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爪切り
オーストラリア製の爪切りは全然切れませんし切った爪が飛び散ります。できれば日本製の爪切りをひとつ持参すると快適な生活が送れます。また爪切りはホストファミリー等のオーストラリア人へのお土産としても喜ばれます。
衣類
オーストラリアは熱帯雨林気候から温帯性気候まで、エリアによって気候が異なります。また日本とは季節が真逆になるので注意が必要です。滞在先や行く時期を考えて、持って行く服を選びましょう。1週間分用意すると良いでしょう。平日忙しくて洗濯ができなくても1週間分あれば週末に洗濯して足ります。学校生活や普段着はたいていTシャツ、ジーンズ、スニーカーといったラフな服装で充分ですが、パーティーなどのお出かけ用に1着くらいフォーマルなものを用意しておくと重宝します。ですが高価な衣類は持って行かない方が良いです。高価なドレスやスーツ、ブランド品は出番がないので日本からたくさん衣類を持っていく必要はありません。
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下着
特に女性の方、現地でサイズの合うブラジャーを見つけるのは難しいです。日本で買ったものを持参しましょう。
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タイツ・ストッキング
フォーマルな場で必要になることもあります。日本製のものは質と値段共に良いので、少し持って行くと良いでしょう。
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ビーチサンダル
オーストラリアではかなりの頻度で使用します。海で使うだけでなく、スリッパ代わりとして室内履きにも使えます。現地で$5程度から調達可能です。
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水着
海外らしいデザインのものが現地でも購入できますが、日本製のものの方が品質が良いので日本から持参するのがお勧めです。
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帽子・サングラス
陽射しがとても強いので、紫外線対策として持って行きましょう。現地の物は合うサイズが見つかりにくいので日本から愛用品を持参するか、持っていない人は日本で合うものを探して買っておくことをお勧めします。
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靴
履き慣れた歩きやすいスニーカーとサンダルがあれば充分です。日本と比べてハイヒールを履く人は少ないです。
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上着(カーディガン・パーカーなど)
夏場でも涼しい日や、クーラーが効きすぎていることがあります。学校内もエアコンが効きすぎて寒い事もあるので、羽織って調節できるものがあると良いでしょう。
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Tシャツ(長袖・半袖両方)
Tシャツは数着持って行き、使い古したら捨てて帰れば身軽です。足りないものは現地で買い足すようにしましょう。
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ジャケット・コート
1年中南国のイメージが強いオーストラリアですが、都市や季節によっては日本の冬並みに寒いこともあります。自分の行く場所と時期を確認して必要であれば持って行きましょう。
あると便利なもの
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旅行ガイドブック
オーストラリアを楽しむために1冊あると便利です。スマホやタブレットに入れておくとなお便利です。
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電子書籍リーダー
かさばる本や漫画は電子書籍として用意しておくと渡航後の暇な時や日本が恋しくなった時に役に立ってくれます。
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USBメモリ
友達と写真の交換をするときや書類のやり取りをする時に役に立ちます。現地でも調達可能。
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モバイルバッテリー
海外生活でスマホは必須アイテムです。そのスマホが外出中にバッテリー切れになって困らないように1つあると便利です。モバイルバッテリーは5,000mAh以上で2.0A以上の高速充電対応タイプがお勧めです。
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ラゲージチェッカー
飛行機に乗る際の荷物の重さを事前に測るのに便利です。
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折り畳み傘
雨が降った時はもちろん日傘代わりにも使えます。日本製は高品質でワンプッシュ式が便利。
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通学用のバッグ
教科書などが入る軽量のバッグやリュックがあると毎日の通学に便利です。軽量かつ濡れても平気なものがお勧めです。
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携帯ウォシュレット
オーストラリアのトイレにはウォシュレットが付いていません。気になる方は携帯ウォシュレットを持参すると快適な生活が送れますよ。
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ホストファミリーへのお土産
折り紙やお箸、扇子などの日本的な小物も良いですが、もらい飽きている家庭も少なくありません。日本のお菓子の方が美味しさや見た目で喜ばれる傾向にあります。また軽量なお菓子であれば荷物も軽く抑えられるのでお勧めです。
日本から持って行くべきもの
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コンタクトレンズ
日本製のものでなければ現地でも通販でも購入が可能です。ワンデータイプはかさばるので大変ですが、可能であれば留学期間分のコンタクトレンズを用意できたら割安で安心です。
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眼鏡
普段はコンタクトレンズを使用している方は眼鏡も忘れずに持参しましょう。普段から眼鏡のみ使用している方は予備を用意しておくと安心かもしれません。紛失時や視力が変わった際など、現地でも作ることができますが、日本に比べて割高です。
日本から持って行かない方が良いもの
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ヘアドライヤー
変圧器が必要になってきます。大きいですし、現地で購入することができるので、特に持っていく必要がなければ、現地で購入するようにしましょう。
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ヘアアイロン
変圧器が必要になってきます。大きくかさばるので、現地のものを購入しましょう。
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日本食
オーストラリアは食品の持ち込みに大変厳しい国ですので、検疫できちんと説明できる自信がなければ持っていかない方が無難です。最近は留学生が暮らす都市であれば日本食や調味料を専門に扱うお店やアジア食品店があるので、日本食が恋しくなった場合には、若干割高ではありますが、現地で購入すると良いでしょう。万が一、お土産などで何かしらの食品をオーストラリアへ持ち込む際には必ず入国カードに記載をして入国時に素直に申告してください。申告をせずに入国審査で食品が見つかった際、没収に加えて重い罰金を科せられる場合もあります。また、最悪の場合はビザの取り消しやオーストラリアへの入国を拒否される事もあります。詳しいオーストラリアの検疫については下記のリンクを参照してください。
オーストラリアの検疫情報
https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/quarantine_jp.html
最後に
今回はオーストラリア留学に必要な持ち物をお伝えしてきましたが、留学する都市や留学目的によって必要な持ち物は変わります。ご紹介した持ち物リストを参考にしながら、ご自分の留学生活をイメージして必要な物リストを作ってみると良いと思います。楽しい留学生活が送れるよう、しっかりと準備をしてくださいね!